2021年2月2日(火)に配信された「岡山さんぽメールマガジン第157号」です。

1.相談員便り

covid-19禍(以下コロナ禍)におけるストレスコーピング

ストレスコーピングとは

コーピングとは「対処する」という意味で、ストレスコーピングは「ストレスにうまく対処しようとすること」です。人は外部から様々な刺激(ストレッサー)を受けると、それに反応して精神的にストレスを感じたり、身体の不調が起こります。ストレスコーピングの目的とは、自らが意識的に対処し、自分を楽にすることで、有害な反応を和らげ、心身の健康を維持していくことです。

ストレスコーピングは、大きく2つに分けられます。

【1】問題焦点コーピング(ストレッサーそのものに働きかけて、それ自体を変化させて解決を図ろうとすること)

ウィルス流行と闘いこれに打ち勝って行くことを目指した対処行動をとることです。社会全般で言えば、行政、産業界、医療が連携して市民の行動制限、環境衛生、ワクチン接種、感染者の隔離、診断、治療を適切に行い社会における感染拡大を防止することが必要です。個人レベルで言えば各個人が情報収集に努め自覚を持って、三密を避ける、会食や不要不急の外出を控える、マスク着用、うがい、手指洗浄消毒、今後はワクチンの接種等の対処行動をとって、自分自身が感染しない、さらに感染拡大させないことこそが問題焦点型のストレスコーピングと言えると思います。

【2】情動焦点コーピング(ストレッサーそのものに働きかけるのではなく、それに対する考え方や感じ方を変えようとすること)

マスコミやSNSから口コミに至るまで、様々な情報が飛び交う世の中ですが、残念ながら全てが有用な情報とは限りません。
様々な情報に振り回され無いように、信頼できる情報源を吟味することが大切です。例えば悪い情報をひとつ得たら、影に潜んでいる良い情報を一つ探すことを心がけてみることも良いと思います(報道では伝えたいことを強調するため、前月比50%増など大きく見える数字を出しますが実数は10人増とか意外と少ないとか、感染者数大幅増になっているが、よく見ると入院者数は減少しているから重症者は減っているだろうとか)。
今回のコロナ禍においては、問題が厄介で、長期化して、未だに出口が見えない状態であり、前述のストレスコーピングの成果が発揮出来にくくなっている可能性があります。そんな時はジタバタせずにゆっくり休む、趣味など別のことに集中して気分転換する、身体を動かしたりして発散する、考え方を前向きにする、或いは「成るように成る」と諦めるといったこともコーピングの考えから言えば消極的ではありますが案外実効的なコーピングと言えます。
敵は強大です。自ら持てるコーピング能力を総動員して、そして家族、友人、同僚、社会全体が団結して対処していく時は、“今でしょ!”(古~)。

岡山産業保健総合支援センター 相談員 大月健郎

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2.研修会のご案内

新型コロナウイルス感染症の感染リスクに十分配慮して「三つの密(密閉・密集・密接)」を避ける対策を講じた上で、研修会を開催しています。

《ピュアリティまきびで開催する研修会》

・2/26(金)13:15~14:45『健康寿命の延伸も目指した健康管理』
・3/3(水)14:00~15:30 『発達障害労働者の行動特性に準じた対応について』

《YouTubeで視聴する研修会:(視聴可能時間)13:30~16:30》

・3/5(金)『睡眠について』(講義90分)
・3/12(金)『発達障害労働者の行動特性に準じた対応について』 (講義90分)

《Cisco Webexでオンラインライブ研修会》

・2/15(月)14:00~15:30『新型コロナウイルス感染症流行下におけるBCP管理について』

《Zoomで参加する研修会》

・3/1(月)13:30~15:00『家族の関与の重要性と実務』

◆研修会の参加申し込みはこちら

次回の第158号は3月初旬に配信予定です。