労働者健康安全機構では、呼吸器系の疾患を取り扱う医師等に対して、医学的な判断が困難な石綿関連疾患の診断技術の向上及び労災補償制度の周知を図るため、石綿関連疾患の診断方法、石綿ばく露の所見に関する読影方法、労災補償制度の取扱い等についての研修を実施しております。
その中で、石綿小体計測に関わる人材の育成を主な目的として、石綿小体計測講習会を年2回実施してきました。
石綿による肺がんか否かの労災認定基準の一つとして、肺内の石綿小体の本数がありますが、この石綿小体を計測できる施設や人材は限られているのが現状です。
本講習会では、検体の作成方法から石綿小体の測定方法まで、実際に顕微鏡を用いながら学ぶことができます。
少人数体制のため、新規参加者の方でも安心して学べる内容となっています。
なお、令和2年度の本講習会は、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、開催を見送りました。令和3年度の開催予定については、決まり次第、ホームページにて改めてお知らせいたします。
 
これまでの研修の詳細等につきましては、下記リンクをご覧ください(本研修は認定産業医の単位取得対象です。)。

労災疾病等医学研究普及サイト(労働者健康安全機構)

更新日:2021年3月25日