厚生労働省は、全国の労働局や労働基準監督署が、トラック、バス、タクシーなどの自動車運転者を使用する事業場に対して行った監督指導や送検等の状況について取りまとめ、公表しています。

参考:自動車運転者の長時間労働改善に向けたポータルサイト(厚生労働省)

令和2年(2021年8月27日)

労働基準関係法令違反が認められたのは、監督指導実施事業場のうち約81%の2,957事業場であった。

主な労働基準関係法令違反事項は、(1)労働時間(45.5%)、(2)割増賃金の支払(22.9%)、(3)休日(3.4%)・・・

続きは、厚生労働省のサイト

令和3年(2022年7月27日)

監督指導を実施した事業場は3,770事業場。このうち、労働基準関係法令違反が認められたのは、3,054事業場(81.0%)。また、改善基準告示違反が認められたのは、2,010事業場(53.3%)。

主な労働基準関係法令違反事項は、(1)労働時間(45.1%)、(2)割増賃金の支払(21.2%)、(3)時間把握(7.5%)・・・

続きは、厚生労働省のサイト

自動車運転者の労働時間等の改善のための基準(改善基準告示)

自動車運転者の労働時間等の改善のための基準(改善基準告示)は、「自動車運転者の労働時間等の改善のための基準の一部を改正する件」(令和4年厚生労働省告示第367号)により令和4年12月23日に改正され、令和6年4月1日から適用されます。

詳細は、厚生労働省のサイト

令和4年(2023年7月31日)

監督指導を実施した事業場は3,785事業場。このうち、労働基準関係法令違反が認められたのは、3,142事業場(83.0%)。また、改善基準告示※違反が認められたのは、2,037事業場(53.8%)。※「自動車運転者の労働時間等の改善のための基準」(平成元年労働省告示第7号)

主な労働基準関係法令違反事項は、

  1. 労働時間(47.6%)
  2. 割増賃金の支払(22.0%)
  3. 時間把握(9.2%)

主な改善基準告示違反事項は、

  1. 最大拘束時間(39.2%)
  2. 総拘束時間(30.3%)
  3. 休息期間(28.1%)

重大・悪質な労働基準関係法令違反により送検したのは58件。(厚生労働省