厚生労働大臣は、令和5年2月13日、労働政策審議会に対して、「労働安全衛生規則の一部を改正する省令案要綱」などの労働安全衛生関係の法令案要綱を諮問しました。

この諮問を受け、同審議会安全衛生分科会で審議が行われ、同日、同審議会から妥当である旨答申されました。

厚生労働省は、この答申を踏まえて、速やかに省令の改正作業を進めます。

陸上貨物運送事業関係

厚生労働省[PDF 798 KB]
  1. 昇降設備の設置及び保護帽の着用が必要な貨物自動車の範囲を拡大
  2. テールゲートリフターによる荷役作業についての特別教育を義務化
  3. 運転者が運転位置から離れるときの措置の適用除外

公布日:令和5年3月(予定)
施行/適用期日:令和5年10月1日(2の特別教育の義務化については令和6年2月1日)

答申結果(厚生労働省)

足場等からの墜落・転落防止措置関係

厚生労働省[PDF 808 KB]
  1. 一側足場の使用範囲を明確化
  2. 足場の点検を行う際、点検者を指名することを義務付け
  3. 足場の完成後等の足場の点検後に記録すべき事項に点検者の氏名を追加

公布日:令和5年3月(予定)
施行期日:1については令和6年4月1日、2及び3については令和5年10月1日

答申結果(厚生労働省)

ボイラー及び圧力容器安全規則の一部を改正する省令案要綱

厚生労働省[PDF 3.1 MB]
  1. 性能検査における自主的な検査結果の活用
  2. 移動式第一種圧力容器に係る規定の整備

公布日:令和5年3月中旬(予定)
施行期日:令和5年4月1日

答申結果(厚生労働省)

防毒機能を有する電動ファン付き呼吸用保護具関係

厚生労働省[PDF 3.1 MB]

これまで防じん機能を有する電動ファン付き呼吸用保護具についてのみ構造規格が定められ、譲渡等制限と型式検定の対象とされてきました。

近年、化学物質によるばく露を防止することを目的とした防毒機能を有する電動ファン付き呼吸用保護具が開発され、日本産業規格に基づく製品が市場に流通し始めていることから、防毒機能を有する電動ファン付き呼吸用保護具についても譲渡等制限と型式検定の対象とします。

公布日:令和5年3月下旬(予定)
施行日:令和5年10月1日(一部規定は公布の日)

答申結果(厚生労働省)

令和5年3月労働安全衛生法施行令及び労働安全衛生法関係手数料令の一部を改正する政令等(防毒機能を有する電動ファン付き呼吸用保護具関係)(2023年3月28日)

金属アーク溶接等作業主任者限定技能講習関係

厚生労働省[PDF 2.7 MB]

省令改正案:金属アーク溶接等作業を行う場合は、従来の特定化学物質作業主任者に加え、金属アーク溶接等作業に関するものに限定した技能講習を新設し、新設される金属アーク溶接等作業に関するものに限定した技能講習を修了した者のうちから、金属アーク溶接等作業主任者を選任することができることとするものです。

公布日:令和5年3月下旬(予定)
施行日:令和6年1月1日(一部規定は公布の日)

答申結果(厚生労働省)

第14次労働災害防止計画

厚生労働省[PDF 353 KB]

「労働災害防止計画」とは、労働災害の防止のために、国、事業者、労働者等の関係者が重点的に取り組む事項を定めたものです。第14次計画は、2023年度を初年度とする5年間を対象とし、計画の目標と重点対策は厚生労働省のサイトにて公開されています。

答申結果(厚生労働省)