令和8年1月16日(金)、岡山県立図書館にて、両立支援コーディネーター※のための両立支援事例検討会・交流会を開催しました。

両立支援事例検討会は、両立支援コーディネーターの応用研修的な位置づけでスキルアップを、交流会は両立支援コーディネーター同士のネットワーク構築を目的として開催しています。

当日は、医療機関、企業、支援機関など、多様な分野で活動されている両立支援コーディネーター30名、岡山済生会総合病院などからオブザーバー3名の方が参加されました。

今回の事例検討会は、循環器疾患の事例により、事例検討会を行いました。

事例検討会では、まず、岡山労災病院循環器内科部長の宗政充先生より「循環器疾患の両立支援」と題してミニレクチャーを行いました。

会場の様子1
ミニレクチャーの様子

ミニレクチャーの後、事例検討を行いました。

事例検討は、医療機関、企業、支援機関をミックスした班編成で、内服の継続や禁煙、食生活の改善といった自己管理の困難な、心不全を発症している、支援対象者が、病気や体調の自己管理をしながら、治療と仕事を両立し長く働き続けるためにはどうしたらよいか?

  1. 両立支援は「誰が」「いつ」「どのタイミングで」介入すればよいか。
  2. 両立支援をするにあたって、入院中・復職時のそれぞれの時点での不安と課題について考えてみる。
  3. 不安と課題について、医療機関、事業場、支援機関の立場から、必要と考えらえる対応・支援・配慮について考えてみる。

という観点から検討し、班ごとに検討結果を発表しました。

会場の様子2
事例検討会の様子

交流会は、事例検討会と同じ班編成で少し話しやすくなったこともあり、両立支援で関わる中での困りごとや情報交換など自由なテーマで積極的な意見交換が行われました。

参加者からは、
「他職種の貴重な意見が聞けてよかった」
「他事業所の方と意見交換ができてよかった」
といった感想が寄せられました。

産保センターでは、今後も両立支援に携わる関係者が学び合い、連携を深める機会を継続して提供していきたいと考えています。

両立支援コーディネーターとは、

両立支援コーディネーターは、主治医と会社の連携の中核となり、患者に寄り添いながら継続的に相談支援を行いつつ、個々の患者ごとの治療・仕事の両立に向けたプランの作成支援などの役割を担います。

両立支援コーディネーターには、医療や心理学、労働関係法令や労務管理に関する知識を身に付け、患者、主治医、会社などのコミュニケーションのハブとして機能することが期待されます。

働き方改革実行計画では、治療と仕事の両立に向けて、主治医、会社・産業医と、患者に寄り添う両立支援コーディネーターのトライアングル型のサポート体制を構築することとされています。

治療と仕事の両立支援スタイル、トライアングル型のサポート体制

独立行政法人労働者健康安全機構では、両立支援コーディネーターの養成のため、両立支援コーディネーター基礎研修を毎年オンライン方式で実施しています。

両立支援コーディネーターの養成(独立行政法人労働者健康安全機構HP)