令和5年度
令和4年度に実施していた、中小企業事業者等から受託する作業環境測定機関等への定量的フィットテスト測定機器の普及に加え、令和5年度からは中小企業事業者において簡便に使用できる定性的フィットテスト測定キットも補助対象とした。(厚生労働省)
※購入前に申請が必要です。
申請は、「フィットテスト測定機器等購入補助金のご案内」(全国労働衛生団体連合会)
定性的フィットテスト測定キット | 定量的フィットテスト測定機器 |
人の味覚を使って呼吸用保護具の接顔部の空気の漏れを特定することによりマスクが適切に装着されているか測定するもの。 対象経費は定性的フィットテスト測定キット本体(本体に標準装備されている付属品を含む)の購入に要する経費。 オプション経費(消耗品、保証サービス、校正、送料等)、消費税は除く。 | マスク内部と外部の物質の濃度を測定し、その比較によりマスクが適切に装着されているか測定するもの。 対象経費は定量的フィットテスト測定機器本体(本体に標準装備されている付属品を含む)の購入に要する経費。 オプション経費(別売品、チューブ、マスクアダプター、消耗品、保証サービス、校正、送料等)、消費税は除く。 |
補助率 1/2 上限2万5千円(1事業場1セットまで) | 補助率 1/2 上限71万円(1事業場1台まで) |
中小企業事業者 ※特化則等に義務付けられる場合で、定性的フィットテスト測定キットを用いてフィットテストを行う予定があること。 ※フィットテスト実施者に対する基本教育修了者が1名以上いること。 | 測定機器購入者 ※3年以上業務を受託している作業環境測定機関または、特殊健康診断実施機関(いずれも、特定の関係企業・協力グループ会社等のみを対象として実施している機関は除く) ※事業者からの求めに応じてフィットテスト測定を行う予定があること。 ※フィットテスト実施者に対する基本教育修了者が1名以上いること。 |
第1期公募 令和5年7月1日~8月15日(必着) 第2期公募 令和5年10月1日~11月15日(必着) | 第1期公募 令和5年7月1日~8月15日(必着) 第2期公募 令和5年10月1日~11月15日(必着) |
令和4年度
定量的フィットテスト測定機器
マスク内部と外部の物質の濃度を測定し、その比較によりマスクが適切に装着されているか測定するもの。対象
経費はフィットテスト測定機器本体(本体に標準装備されている付属品を含む)の購入に要する経費(消費税は除く)。補助率 1/2 上限50万円(1事業場1台まで)
金属アーク溶接等の作業で発生する溶接ヒュームは、発がん性が認められ、神経機能障害を発生させる。
このため、法令改正により、屋内の溶接作業等では、溶接ヒュームの濃度測定結果に基づく有効な呼吸用保護具を選定、使用するとともに、1年以内ごとに1回、フィットテストの実施(適切に装着されていることの確認)が義務付けられた(令和5年4月1日全面施行)。
中小企業においては、年1回のテストのために高価な測定機器を備え付けることは困難である。
作業環境測定機関、特殊健康診断実施機関に補助を行うことで、中小企業等の負担が少なく、効果的、効率的なフィットテストが可能となることから、これらの機関がテストに対応できるよう機器を購入する場合、補助するもの。
続きは、厚生労働省のサイト