農業における労働災害は増加傾向にあり、令和4年の休業4日以上の死傷災害は1,461 人となっている。また、死亡災害については、近年、10 人程度~20 人程度で推移しているものの、労働者 10 万人あたりの死亡者数は全産業計の2倍を上回っている。

死亡災害の内訳を見ると、労働安全衛生法令において規制されていない自走可能な農業機械(以下「車両系農業機械」という。)による災害も毎年発生している状況にある。

また、農業においては、農業経営体数は年々減少しているものの法人経営体数は着実に増加しており、農業労働者は増加傾向にある。

さらに、農林水産省が開催している「農作業安全検討会」(令和3年2月 25 日~)の「農作業安全対策の強化に向けて中間とりまとめ」(令和3年5月)では、車両系農業機械や農業機械作業の安全性の確保が指摘されている。

このようなことから、農業における労働災害の減少を図るため、標記検討会を開催し、車両系農業機械に係る安全対策等について検討を行うこととする。

詳細は、「農業機械の安全対策に関する検討会」(厚生労働省)でご確認ください。

第1回(令和6年2月13日開催)

議題
(1)車両系農業機械の規制の必要性について
(2)車両系農業機械の具体的な安全対策について
(3)その他

開催案内(厚生労働省)
資料(厚生労働省)
議事録(厚生労働省)

第2回(3月15日開催)

議題
(1)関係者からのヒアリング
(2)その他

開催案内(厚生労働省)