1.相談員便り

専門職としての「自信」と「自省」(田口豊郁相談員)

20年ほど前に、家族旅行で永平寺に行きました。その帰りに立ち寄った蕎麦屋さんに「つもりちがい十ヵ条」という文書が壁に掲げてありました。その言葉が妙に腑に落ち、感銘を受けましたので、そのコピーを分けてもらいました。当時、この十ヵ条をパソコンの待ち受け画面にして毎日見ていました。その後、パソコンを更新したときに、待ち受け画面にするのを怠り、この文書をしまい込んで忘れていました。1年前に机の引き出しを整理したときにこの文書を再発見しました。この「つもりちがい十ヵ条」を再読してみて、これらの「つもり違い」は、年齢を重ねた今の私自身にも当てはまると改めて実感しました。

労働安全衛生法には、産業医・衛生管理者など、労働者一人ひとりの健康と安全を確保することを目的とした専門職が規定されています。 これらの労働安全衛生に関わる専門職は、働く人たちとの対話(コミュニケーション)を武器に仕事を進めています。また、仕事を進めていく上で、生涯を通じた学習の継続とその努力に裏打ちされた専門職としての「自信」が必要です。一方、「自信」と「うぬぼれ」は紙一重です。したがって、専門職には、常に「自省」と「真摯」さ・「謙虚」さが求められます。

「つもりちがい十ヵ条」は、自己を律し、謙虚に己を見つめ直す言葉と考えます。人とのコミュニケーションを武器に仕事を進める労働安全衛生専門職の人たちにも参考にしていただければと思います。

つもりちがい十ヵ条

1. 高いつもりで 低いのが 教養
2. 低いつもりで 高いのが 気位
3. 深いつもりで 浅いのが 知識
4. 浅いつもりで 深いのが 欲望
5. 厚いつもりで 薄いのが 人情
6. 薄いつもりで 厚いのが 面皮
7. 強いつもりで 弱いのが 根性
8. 弱いつもりで 強いのが 自我
9. 多いつもりで 少いのが 分別
10.少いつもりで 多いのが 無駄

《田口相談員の研修会》
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2.研修会のご案内

研修会についてはこちら
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3.産業医研修会

産業医研修会についてはこちら
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4.産業医学振興財団発行の専門情報誌 無償公開のご案内

『産業医学ジャーナル』
産業医の先生方をはじめ、企業の労働衛生管理担当の責任者の方々を対象として、産業医学に関する最新のテーマのほか、産業医としての実践的な取組の事例等の専門的かつ実践的な情報を提供する、公益財団法人産業医学振興財団発行の専門情報誌です。

令和5年5月発行の46巻3号からどなたでも閲覧可能なフリーアクセスのジャーナルとして無料公開されることになりました。公開ページのURLは以下のとおりです。

https://www.jstage.jst.go.jp/browse/ohpfjrnl/-char/ja/

『産業医学レビュー』
産業医学の分野に通じた専門家の執筆による、主要な文献等を踏まえた総説論文など、産業医・産業保健活動の実務に携わる方々へ向けた学術誌です。

令和2年5月発行の第33巻第1号から電子ジャーナルとして「J-STAGE」に搭載し、無償で公開しています。下記URLからアクセスしてください!

https://www.jstage.jst.go.jp/browse/ohpfrev/-char/ja

5.『産業保健と看護』×SUNTORY共催セミナー

メディカ出版より、セミナーのお知らせです。

従業員のヘルスケアを考え、行動を変えていく~産業看護職が今、できること~

日時:6月10日(土)10:00~12:00*オンラインによるウェビナー形式

【プログラム】
岡田邦夫先生(特定非営利活動法人健康経営研究会 理事長)
「健康経営において産業看護職の方々に求められること」

加倉井さおり先生
(株式会社ウェルネスライフサポート研究所 代表/保健師)
「心に響く!行動を促す!勇気づけ保健指導~健やかで幸せな人生にさせるマインドとスキル」

サントリー食品インターナショナル株式会社
「従業員が主役の新たな健康経営の形~保健師様と二人三脚での取組み~」

詳細・お申込み
https://ml.medica.co.jp/co-seminar2306


次回の第186号は2023年7月初旬に配信予定です。