令和5年11月14日、岡山済生会総合病院において、両立支援コーディネーターのための両立支援事例検討会・交流会を開催しました。
両立支援事例検討会は、両立支援コーディネーターの応用研修的な位置づけで、両立支援コーディネーターのスキルアップを目的として、交流会は、両立支援コーディネーター同士のネットワークの構築を目的として、同一日に開催したものです。
なお、参加者は、両立支援コーディネーター26名、岡山県地域両立支援推進チームの構成員と会場の岡山済生会総合病院から、オブザーバーとして5名参加されました。
事例検討会では、まず、岡山済生会総合病院肝臓病センター長の池田房雄先生から、「アルコールによる健康障害~肝硬変、肝不全の両立支援について~」と題してミニレクチャーを行いました。
事例検討会は、非代償性アルコール性肝硬変の実際の事例で、事例検討がなされました。事前に送られた事例をもとに、医療機関側、企業側、支援機関側をミックスした5班で、
①どうすれば支援に繋がったか
②繋がったとしてどのような支援ができたか。
という観点から検討し、班ごとに、検討結果を発表しました。
交流会は、3班編成に組み替えて、両立支援に関わる中で、困っていることや聞いてみたいことなど、話し合う内容は班で自由に決めて、医療機関側、企業側、支援機関側それぞれの立場の話を聞き、意見交換をしました。
参加者からのアンケートでは、
○いろいろな職種の方の意見が聞けて良かった。
○実際の事例で、事例検討できてよかった。
などの意見が寄せられ、有益度、満足度、理解度で高評価をいただきました。