職場の部下や仲間に以前と比べてこんな変化がありませんか?
遅刻や休みが増えた。表情が暗く元気がない。日中も眠そうにしている。ミスや物忘れが増え、それをまた気にする。考えがまとまらない(どうしてよいかわからない様子がみられる)。飲酒のトラブル。身体症状の訴え(頭痛・腹痛他)が増える。など
メンタルの不調は、自分自身が気付く場合もあれば、周りの方が気付くこともあります。
自分自身で気付いた時
一人で抱え込まないことが大切です。信頼できる人に話を聴いてもらいましょう。話を聴いてもらうだけで、心が軽くなることがあります。身近や職場にそのような人がいない時は、公的機関の相談窓口で専門家に話を聴いてもらうことができます。
そして、2週間以上気になる症状(落ち込む、意欲がわかない、食欲不振、眠れない等)が続いたら、早めに精神科・心療内科を受診しましょう。
周りの方が気付いた時
本人との信頼関係ができている人が、話を聴く時間を持ちましょう。本人の話にじっくり耳を傾けて「君の話を聴かせてほしい」という思いを伝えることが大切です。話を聴いてもらうだけで、ストレスが軽減されることがあります。そして、本人に自覚がない場合は、いつもの体調ではないことに気付いてもらい、本人の体調が心配であることを伝えた上で、早めに精神科・心療内科の受診を勧めましょう。
受診に抵抗があったり、自分が休むと周りに迷惑がかかるから休めないという人もいます。しかし、そのまま頑張り続けるといずれ心も体ももたなくなり、長期間仕事を休み、療養が必要となってしまうことがあります。
そのような方には、「周りに迷惑がかかると思って(少人数なため)休みにくいかもしれないが、だからこそ長く会社を休まなくてもいいように、早く治療を受けて早く回復して欲しい」と話してみてはいかがでしょう。
心の病気は体の病気と同じように、たいていの場合、軽いうちに専門的な治療を受けたほうが早く良くなり、その分職場復帰までの期間も短くて済むのです。
研修会情報
- 「聞き方」のコツ トレーニング②[2022/9/5(月)13:00~14:30]
- 心の健康問題により休業した労働者の職場復帰支援の流れとポイント[2022/10/18(火)14:00~16:00]
- 相談場面に役立つ傾聴の意義と技法(前編)[2023/1/18(水)15:30~17:00]
- 相談場面に役立つ傾聴の意義と技法(後編)[2023/2/15(水)15:30~17:00]
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※研修会の参加受付は、開催日の約2か月前からです。
メンタルヘルス個別訪問支援
(2022年8月)